おすすめ記事 | 2018年4月9日

福島の転職市場・経済状況。7年前の東日本大震災・原発事故からどう変わったのか?

この記事を書いた人

コンサルタント

大西 理

医療系商社で基幹病院を担当し、医師や経営・管理部門、各メーカーとの関係構築に努める。東北に貢献したいと考え、地元の人材紹介業へキャリアチェンジ。日夜、転職希望者と企業の最高の出会いを追及している。趣味はボルダリングとダーツ。

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東日本大震災及び原発事故から7年が経過し、福島県の復興は現在も進められています。

原発の影響で帰還困難区域はまだ残っていますが、街の景気や活気も回復しつつあります。

求人も増加傾向にあるため、福島への移住やUターンをお考えの方は、仕事を見つけやすい時期であるとも言えます。

今回は福島県の状況について細かく見ながら、転職をするにはどういう行動をするべきかを考えてみました。

 1.現在の福島の状況

福島県は現在人口188万人、震災以前よりは大きく減ってしまいました。

しかし、生産活動は持ち直しの動きが続いており、建設需要をはじめとした雇用・労働は県内地域や業種にバラつきはあるものの改善の傾向が続いています。

個人消費も消費税の引き上げによる影響で一部停滞していましたが、現在は回復傾向にあります。

復興はまだ、完全ではないものの、かつての福島の活気を取り戻しつつあります。

震災・原発事故からの回復は目覚ましい

東日本大震災・原発事故が起こった平成23年度は県内総生産、経済成長率ともに落ち込みました。

しかし、翌年度以降両数字とも大幅に上昇しており、震災・原発事故からの目覚ましい回復を見せています。

全国的な景気の回復とともに、建設・解体業をはじめとした復興需要や、復興特区制度の恩恵による影響が大きく数字に表れています。

平成26年がピークだとささやかれていますが、まだまだ高い水準を保っています。

参考:https://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/11045b/17613.html

被災地域の中ではまだ回復しきれていない福島

震災による被害が大きかった宮城県・岩手県・福島県のなかで、福島県はやや復興が遅れているといわれています。

地震の被害に加えて、原発事故による放射能汚染などの問題も抱えているためです。

除染が必要な地域も残っていることに加え、帰還困難区域もまだあるのが現状。

産業の復興、個人消費共に良い兆しを見せてはいるものの、風評被害などの悪影響もあり、観光業をはじめとしたサービス業、農林漁業等の地場産業等落ち込んでいる状態が続いている産業もあります。

県全域が完全に回復したと言えるまでには、まだ時間がかかるでしょう。

有効求人倍率は急上昇傾向

福島県の有効求人倍率は震災以降急激に上昇しています。

ただ、平成27年をピークに翌年の28年は若干下降しているため、上昇傾向はストップした感もあります。

福島で転職するなら、有効求人倍率が1倍を大きく上回る今が良いタイミングであるとも考えられます。

参考:http://fukushima-roudoukyoku.jsite.mhlw.go.jp/var/rev0/0145/7951/201792994137.pdf

福島の平均年収も上昇傾向

厚生労働省が発表した「賃金構造基本統計調査」を基に算出された、福島県の平均年収が以下のグラフです。

平成28年の平均年収は全国で32位ですが、東北地方では宮城県に次いで2位です。

県の人口も宮城県に次いで多く、各種産業も栄えているためであると考えられます。

震災のあった翌年度は大きく平均年収が落ち込んでいますが、わずか1年で大きく復活しています。

参考:https://www.nenshuu.net/prefecture/pre/prefecture_pages.php?todoufuken=%E7%A6%8F%E5%B3%B6%E7%9C%8C

2.福島の求人情報

現在の福島は復興も進んで県内総生産、経済成長率共に上昇しており、求人数もとても多い状況です。

転職活動をするのにも適している地域であると言えます。

福島県ではどのような業種や職種に企業の募集が多く、また求職者の注目が集まっているのでしょうか。

 一般事務は供給過多、復興に関連した業種が多い

福島県の求人と求職のバランスをグラフにしてみたところ、事務的職業の有効求職者数の多さと、サービス業、専門的・技術的職業、建設業の有効求人数の多さが目立ちます。

事務的職業は全国的に人気で供給過多なエリアが殆どで、福島も例外ではないようです。

反対に復興支援に関連する専門的・技術的職業や建設業等はまだまだ人手が足りていません。

復興が進んでいるとはいえまだ完全には回復しきれていない福島は、復興需要がまだ継続することが予想されます。

保安の職業の突出した有効求人倍率の高さも気になります。

引用:http://fukushima-roudoukyoku.jsite.mhlw.go.jp/var/rev0/0145/7829/201792994028.pdf

サービス業が今狙い目

復興に関連した建設業や技術的職業に注目されがちですが、街の復興が進んできて人が集まりつつあるため、サービス業や農林漁業・販売・製造等の求人も多くなっています。

企業の募集に対してまだまだ人が足りていない状態ですので、これらの業種を希望する方は引く手あまたです。

復興が進むにつれてますます活発化することが予想されます。

軽作業は人気上位

事務職に次いで有効求職者数が多いのが、配送・清掃・倉庫等の職業です。企業の募集よりも求職者の数が上回っています。

特殊なスキルを必要としないため、就業しやすいという点が注目されているのではないでしょうか。

有効求人倍率も0.61倍と1倍を大きく下回っています。競争が激しくなることが予想されます。

3.福島で上手に転職活動を進める方法

地元ならともかく、福島について知らない方が転居、移住を目的に転職活動をするのは困難を極めます。

転職成功のポイントは、自分に合った媒体を見つけ出し、良く精査して媒体の力を最大限発揮することです。

転職エージェント

転職エージェントとは、別名人材紹介サービスとも呼ばれ、企業からの依頼を受けて、ニーズを満たす人材を探して紹介するサービスのことです。

専任の担当者が付いて、転職にまつわるあらゆることを徹底サポートしてくれる点が特徴。

代表的な転職エージェントに、全国対応の総合型と呼ばれるリクルートエージェント、DODA、マイナビエージェントなどがあります。

他にも特化型と呼ばれる地域に密着して濃いサービスを提供するエージェントもあります。

求人サイト

求人情報をインターネット上で提供するサイトのことです。代表的なサイトにリクナビNEXTやマイナビ、DODA、@TYPEがあります。

無料且つ手軽にたくさんの情報を得ることができるのがメリットです。

但し情報を提供しているのみで、ハローワークや転職エージェントのようにサポートやアドバイスは付いていないので、自己責任で情報を判断して、自分で行動していく必要があります。

 ハローワーク

全国各地で求人を扱っているハローワークは福島でも気軽に利用できますし、インターネットで求人を閲覧することができます。

但し無料である分ブラック企業の求人や条件の悪い求人がはびこっていたり、カラ求人などの粗悪な情報も交じっていたりするので注意が必要です。

転職相談員が相談にも乗ってくれますが、転職エージェントほど細かいサポートは期待できません。

自己責任で、よく情報を精査して利用することが重要です。

転職イベント

転職希望者を対象とした合同説明会や合同面接会などの転職イベントも良い企業との出会いが期待できる方法です。

しかし開催は不定期ですし、応募できる企業の数も先にご紹介した媒体よりはかなり少なくなります。

人気のある企業には応募が殺到しますし、転職の決まりやすさで言えばこれだけでは難しいです。他の媒体との併用をおすすめします。

4.転職で福島への移住、Uターンもオススメ

震災や原発事故の被害から目覚ましい復興を見せている福島は、活気が戻りつつあります。有効求人倍率も高く、経済成長率も上昇傾向にあるので、転職を考えるのなら良いタイミングであると言えます。

復興支援に関連する仕事にやりがいを持って携わるのもおすすめですし、活気を取り戻しつつあるサービスや販売等の仕事に携わるのもおすすめ。

美しい自然や地場産業等、東北ならではの良さがたくさんある住みやすい地域ですので、この機会に転職エージェントを活用して移住やUターンを考えてみるのも良いかもしれません。

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大西 理

医療系商社で基幹病院を担当し、医師や経営・管理部門、各メーカーとの関係構築に努める。東北に貢献したいと考え、地元の人材紹介業へキャリアチェンジ。日夜、転職希望者と企業の最高の出会いを追及している。趣味はボルダリングとダーツ。

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