転職ノウハウ・コラム | 2021年5月31日

第一印象を左右するのは見た目!?面接時に気を付けたい服装のポイント

この記事を書いた人

コンサルタント

大西 理

医療系商社で基幹病院を担当し、医師や経営・管理部門、各メーカーとの関係構築に努める。東北に貢献したいと考え、地元の人材紹介業へキャリアチェンジ。日夜、転職希望者と企業の最高の出会いを追及している。趣味はボルダリングとダーツ。

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転職活動の面接では、服装や髪型など、見た目によって面接官に与える印象が大きく変わります。
いくらきちんとした受け答えをしても、服装や髪型がだらしないと不採用になってしまうことも……。

新卒のように真っ黒なスーツに白シャツがマストとはいいませんが、男女ともに清潔で爽やかな格好を心がけましょう。

今回は、面接官に好印象を与えられる服装や髪型について紹介します。

面接の持ち物やマナーについてい知りたい方はこちら

1.面接時のスーツの選び方

 

転職活動の面接ではスーツスタイルが一般的ですが、真っ黒なリクルートスーツを着る必要はありません。
また、スーツだけではなくワイシャツやネクタイの色・柄にも気を付けたいところです。

では、一体どんなものを選べばいいのでしょうか。

男性編

男性がまず気を付けなければならないのは、スーツ・ワイシャツ・ネクタイの3点です。

さまざまなデザインがありますが、大前提は落ち着いた柄・色を意識すること。
スーツを着慣れている男性でも、気を抜かないようにしましょう。

スーツは落ち着いた色がベスト

普段の仕事で着用しているスーツでも特に問題はありません。

色はブラック、ネイビー、ダークグレーなどベーシックな色がおすすめ。
柄はストライプ、もしくは無地が無難です。

ワイシャツは白シャツが好印象

清潔感を与える白のワイシャツが好印象です。
落ち着きのない印象を与えることがあるので、柄が入っているシャツやカラーシャツは避けた方がいいでしょう。

白や黒、派手なデザイン、キャラクターものはNG

色も柄も豊富なネクタイ選びは迷いますが、赤や青いネクタイがおすすめです。
赤はやる気に満ちあふれた印象を、青は冷静沈着なクールな印象を与えることができます。

ただし、冠婚葬祭のイメージがある白や黒のネクタイや、派手すぎるものキャラクター、ロゴ入りのものはNG。
あくまで落ち着いたデザインのネクタイを選びましょう。

女性編

男性と比べて選択肢が豊富なのが、女性のスーツスタイル。
パンツとスカート、ブラウスとカットソーなど、コーディネートに苦戦する方も多いのではないでしょうか。

ポイントは、男性同様「落ち着いた服装」です。
いつもより少し暗めのカラーを選ぶといいでしょう。

女性はスーツの丈に要注意

スカートとパンツスーツ、どちらを着用してもOK。
営業職志望であれば活発なイメージを与えるパンツ、事務職であればスカートといったように希望職種によって変えてもいいかもしれません。

スカートはひざ下、パンツはヒールの上にくる丈が理想です。
男性同様に、ブラックやダークグレーなどのモノトーンカラーのスーツを選びましょう。

襟付きのブラウスがベスト

ジャケットの下は、ブラウスでもカットソーでも問題はありませんが、きちっとした印象を与えてくれる襟付きのブラウスがおすすめです。
ただし、フリルが付いたデザインは避けましょう。

インナーのカラーは、白やベージュが定番ですが、顔色がよく見えるアイボリーや淡いピンクもよく選ばれています。
ブラックやグレーは表情が暗く見えるので、インナーは明るい色がおすすめです。

クールビズは男女ともにNG

夏場の面接でも基本的にクールビズはNGです。

男性はジャケットに長袖のワイシャツ、ネクタイ、女性はジャケットが必須です。
ただし、応募企業からクールビズを指定された場合は、その指示に従いましょう。

2.面接で好印象を与えるヘアスタイル

服装はもちろんのこと、ヘアスタイルも印象を左右する大切な要素です。
転職活動で好印象を与える髪型を目指しましょう。

男性は爽やかな髪型が好印象

男性の髪型は「爽やかさ」が重要。
染髪・長髪・パーマはいずれも「チャラチャラしている」「だらしない」というマイナスイメージを与えてしまう可能性があるので、避けた方が良いでしょう。

理想は襟足やもみあげがすっきりした、黒髪のショートカットです。
さらに、前髪をあげておでこを出せば、若々しくはつらつとした印象になります。

最近では、ツーブロックにしたおしゃれなビジネスマンが目立ちますが、トレンドのヘアスタイルを好まない面接官もいます。
男性の場合、無難にまとめた方が良さそうです。

女性はシンプルにすっきりと

女性の場合は、ロングヘアでもショートヘアでも問題はありませんが、清潔感を出すために過度な染髪やパーマは避けましょう。

また、ロングヘアの場合はひとつにまとめるか、ハーフアップにするなど、顔周りがすっきりした髪型がおすすめです。

派手なヘアアレンジは避けて、シンプルにまとめましょう。
ヘアアクセサリーも髪の色に合う、目立たないものがおすすめです。

ボブやショートヘアの人は、常に髪の毛を耳にかければ清潔感が増します。

3.靴の選び方

ついつい見落としがちになってしまうのが「足元」です。

自宅を出る際はもちろん、面接前にも軽くティッシュで拭いておくといいでしょう。

男性編

革靴が定番ですが、デザイン・色にもある程度マナーがあります。

革靴はダークカラーを選ぶ

男性の転職活動では、ブラックかブラウンの革靴を選びましょう。
紐靴でも、ベルトタイプでも問題ありません。

スニーカーやローファーは厳禁ですが、足を痛めないよう、歩きやすい革靴がおすすめです。

靴下は靴の色に合わせる

意外と見落としがちな靴下ですが、靴になじむブラックかネイビーの無地がベストです。
くるぶしソックスはNGです。

夏場は蒸れるので、通気性の良い靴下を選びましょう。

女性編

女性の場合、パンツかスカートかによって足元のコーディネートは変わります。

ヒールが太いパンプスがおすすめ

歩きやすいため、ヒールがないシューズを選ぶ女性もいますが、ビジネスシーンではパンプスなど、ヒール付きの靴の方が良いでしょう。

美脚効果も期待できるのでおすすめですが、オープントゥやサンダルのような靴はNGです。

理想的なヒールの高さは3~5cmで、ピンヒールは避け、なるべくヒールの太いパンプスを選びましょう。

基本はベージュのストッキング

スカートスーツにはストッキング、パンツスーツではショートストッキングがおすすめです。
色は必ずベージュを選びましょう。

柄が付いたタイツや靴下はカジュアルな印象が強く、転職活動には不向きです。

足元が冷えがちな冬場は、厚手のタイツを履きたくなりますが、これも避けた方がいいでしょう。
また、万が一に備え、ストッキングのスペアを持ち歩くことをおすすめします。

4.アクセサリーは付けてもいい?

男性は基本的にNGですが、女性はデザインやアクセサリーの種類によります。
女性はしっかりチェックしておきましょう。

男性のアクセサリーはNG

どんなにシンプルなデザインでも、男性はアクセサリーを外して面接にのぞみましょう。

結婚指輪や腕時計であればOK。
宗教上などの理由でアクセサリーを外せない人は、面接時に理由を伝えましょう。

女性はシンプルなアクセサリーならOK

女性の場合、シンプルなネックレスやリングであれば、面接に付けても問題ありません。
シルバーやプラチナ素材のものは知的な印象があり、スーツによく似合います。

ピアスは一粒タイプのものを選びましょう。スイングタイプは、落ち着きのない印象を与えます。

スーツに合うものがなければ、アクセサリーを付けない方が無難です。

5.見落としがちなポイント

ここまで説明してきたアイテム以外にも、ネイル、時計、バッグなど気を配るべきポイントはあります。
最後まで抜かりなくチェックしましょう。

派手なネイルはNG

意外と目につく手元は、やすりをかけると見違えるほどきれいになり、清潔感を演出できます。
男女ともにおすすめのお手入れ方法です。

ネイルアートは面接の場にふさわしくありません。
女性は、ピンクやベージュなど肌になじむ色のマニキュアを薄く塗ると、好感を持たれます。

時計はシンプルであればOK

スマートフォンで時間を確認する人が多いですが、転職活動の場ではNG。腕時計は必需品です。
シンプルな腕時計であれば、ベルトは革でもステンレスでも問題ありません。

ただし、デジタル表示の時計やスポーツウォッチはNG。カジュアル感が強く、転職活動には不向きです。
また、ひと目で高級ブランドとわかる腕時計も避けた方が良いでしょう。

スーツに合うビジネスバッグを選ぶ

男女いずれも、A4サイズの書類が入るバッグが人気です。
ナイロン素材のものは軽くて便利ですが、革または合皮の方がビジネスシーンにマッチします。

リュックサックやトートバッグはNG。色はスーツに合うブラックやブラウン、グレーなどがおすすめです。

肩にかけられるタイプもありますが、ジャケットにしわがつきやすいことに加え、ラフな印象を与えやすいため、会社に入ったら手で持つようにしましょう。
このとき、肩掛けベルトは、バッグの中にしまいます。

上着はトレンチコートやチェスターコートがおすすめ

冬場の転職活動では欠かせないコートも、黒やグレーなど落ち着いたベーシックなものが好印象です。

モッズコートやダウンコートは防寒性こそ高いですが、スタンダードなトレンチコートやチェスターコート、ステンカラーコートといったフォーマルな印象を与えるアウターがおすすめ。

どんなに寒くても、面接先に入る前にコートは脱ぎ、きれいに折りたたんで面接会場へ向かいましょう。

6.不安なら第三者に見てもらう

新卒はリクルートスーツとシンプルなシャツを身に着けていれば安心でしたが、転職ではそうもいきません。
年相応の落ち着いた格好を意識しましょう。

コーディネートを決めたら自分一人では判断せず、周りの誰かに見せることをおすすまします。
無難かもしれませんが、できるだけシンプルで落ち着いたコーディネートが好印象を獲得するポイントです。

社会人としての常識やマナーを服装で判断する面接官も多いので、スーツや髪型はもちろん、アクセサリーなどの細かいところにも気を配りましょう。

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